インドで列車衝突事故 少なくとも8人死亡 犠牲者増えるおそれ

多くの死傷者が出る鉄道事故がたびたび起きているインドで17日、急行列車と貨物列車が衝突し、複数の車両が脱線する事故が起き、地元メディアなどによりますと少なくとも8人が死亡し、数十人がけがをしたということです。

インド東部の西ベンガル州できょう州都コルカタに向かっていた急行列車と貨物列車が衝突し、複数の車両が脱線しました。

地元当局やメディアによりますと、この事故でこれまでに乗客ら8人の死亡が確認され、さらに犠牲者が増えるおそれがあるほか、数十人のけが人が出ているということです。

現地からの映像では、激しい衝突で、一部の車両が別の車両の上に大きく乗り上げている様子などが映っています。

地元当局 “人為的なミスが事故を引き起こした”

事故の詳しい原因は分かっていませんが、地元メディアは、貨物列車が前にいた急行列車に追突したと伝えていて、地元当局は何らかの人為的なミスが事故を引き起こしたとみて、詳しい状況を調べています。

インドでは、世界有数の規模の鉄道が国民の重要な交通手段となっていますが、多くの死傷者が出る事故がたびたび起きていて、去年6月には東部オディシャ州で乗客など290人余りが死亡する列車の衝突事故が起きています。