小学校の校庭で素足で運動会の練習 児童5人やけどか 群馬 富岡

今月12日、群馬県富岡市の小学校の校庭で、児童5人が、運動会で披露する踊りを素足で練習したあと、足の裏にやけどとみられる痛みを訴えていたことが市の教育委員会などへの取材でわかりました。いずれも症状は軽いということですが、当時、周辺の気温は30度近くあり、学校は、安全対策が十分ではなかったとして、児童や保護者に謝罪しました。

富岡市教育委員会などによりますと、今月12日の午後、市内の富岡小学校の校庭で、5年生と6年生の児童たちが運動会で披露する踊りを素足で練習し、その後、5人の児童が足の裏にやけどとみられる痛みを訴えました。

いずれも症状は軽いということです。

この日は、富岡市の隣の下仁田町で日中の最高気温が29.6度となるなど厳しい暑さとなり、校庭の砂が熱せられた中で素足で練習したことが原因とみられるということです。

学校は、安全対策が十分ではなかったとして、児童や保護者に謝罪するともに、その後の練習や15日に行われた運動会では、靴を履いて踊るように変更したということです。

富岡市教育委員会は「安全に対する配慮が足りなかった。子どもの健康や安全を守るため、今後、各学校と連携して必要な対応を取っていきたい」と話しています。