ドジャース 山本由伸 けが人リスト入り 大リーグ移籍後初

大リーグ、ドジャースの山本由伸投手が、右腕の張りのため15日間のけが人リストに入りました。山本投手のけが人リスト入りは、大リーグ移籍後初めてです。

山本投手は15日に行われたロイヤルズ戦に中7日で先発しましたが、2回を投げ終えたところで右腕の上腕三頭筋の張りを訴えて交代しました。

山本投手の状態についてドジャースのロバーツ監督は16日、試合前に取材に応じ、今後、詳しい検査を受けるとした上で、15日間のけが人リストに入ることを明らかにしました。

ロバーツ監督は「まだシーズンの重要な時期ではなく、彼の健康が最も大事で、一度リセットするためにけが人リストに入れるのが賢明だと思う。詳細についてわかるのはこれからだが、重大なけがにつながるものではないと思う」と話しています。

山本投手は先月20日のダイヤモンドバックス戦から、今月7日のヤンキース戦まで4試合連続で球数が100球を超えていて、山本投手によりますとヤンキース戦の数日後から腕に張りを感じるようになったということです。

大リーグ1年目の山本投手はここまで14試合に先発して6勝2敗、防御率2.92としています。

ロバーツ監督 “検査の結果 右肩に炎症 ボール投げずに調整へ”

けが人リスト入りした大リーグ、ドジャースの山本由伸投手についてロバーツ監督は16日、検査の結果、右肩に炎症が見つかったことを明らかにしました。

ロバーツ監督によりますとこの日から15日間のけが人リストに入った山本投手は検査の結果、右肩の「腱板」という肩の筋肉と上腕をつなぐ部分に炎症が見つかったということです。

山本投手は数週間、ボールを投げずに調整するということで、ロバーツ監督は「時間はかかるが、シーズン終了ではない」と現時点での見通しを示しました。

大谷「本人がいちばん悔しいと思う サポートしたい」

山本投手のけがについて大谷選手は「よく捉えるなら、手遅れになる前に休めたのではないかなと思う。順調に回復していけば、早い段階で帰って来られると思うので、それをまずは期待したい」と気遣いました。

そして、自身もピッチャーとして2度の右ひじの手術を経験していることを踏まえて感じることを問われると「見ていて調整も人一倍頑張っていると思うし、そこのケア不足であったりということはないと思う。すべてを全力でやっていたのは見ていたので、本人がいちばん悔しいと思う。早い段階で帰ってきて、いい状態で投げられるように、まずサポートをしたい」と話していました。