能登半島地震 復興の課題など地元住民が意見交わす 石川 輪島

能登半島地震の復興の課題や将来のまちづくりなどについて地元の住民が意見を交わすワークショップが、16日石川県輪島市で開かれました。

このワークショップ「わじま未来トーク」は、輪島市が来年3月をめどに策定を進めている復興計画に市民の意見を反映させようと開いていて、16日は会場となった小学校の体育館に住民などおよそ60人が集まりました。

坂口茂市長はあいさつで「被災前よりも魅力的で安心して暮らせるまちを一緒に作るため皆さんのいろいろな思いを復興計画に盛り込みたい」などと思いを語りました。

住民たちは8つのグループに分かれて復興に向けて感じている課題や将来の地域のあり方などについて意見を交わし、アイデアなどを紙に書き出していきました。

そして「次の世代のためにまちを残す使命を持つことが復興のはじまりだ」とか、「子どもを中心に地域がつながるようなイベントを開きたい」などと、それぞれの思いを発表し共有していました。

参加した30代の女性は「地域の子どもたちのために何ができるかを考えるよい機会になりました」と話していました。

輪島市企画振興部の山本利治部長は「ここで出された意見の中で実現できるものは官民一体で進めていきたい」と話していました。

「わじま未来トーク」は8月にも市内の3か所で開催される予定です。