栄養ドリンク市場縮小 “多様な働き方”の広がりで 各社が対応

多様な働き方の広がりで、働く人たちをターゲットにしてきた栄養ドリンクの市場が縮小しています。バブル期の象徴とされた栄養ドリンクも主力品の出荷を終了し、各社が対応を迫られています。

栄養ドリンクの国内市場は2000年ごろをピークに縮小傾向が続いていて、調査会社、インテージによりますと、去年の販売額はその5年前と比べて8.6%減少しています。

こうした中、第一三共ヘルスケアは、印象的なキャッチコピーでバブル期の象徴とされた栄養ドリンク「リゲイン」の主力品の出荷をことし4月に終了しました。

主力品は、有効成分を高めた50ミリリットル入りで、1988年から30年以上にわたってあわせて20種類を販売してきましたが、その販売を終えることになります。

配合する成分を調整した100ミリリットルの1つの商品のみ、販売を続けるということです。

大正製薬も「リポビタン」のブランドで運動の前に飲む清涼飲料水や、手軽に飲めるゼリータイプを展開するなど、各社は多様な働き方が広がる中で対応を迫られています。