【プロ野球結果】楽天が交流戦初優勝 球団創設20年目で

プロ野球は交流戦6試合が行われ首位の楽天が広島に勝ち、同率で並んでいたソフトバンクが敗れたため球団創設20年目で初優勝を果たしました。

楽天対広島

楽天×広島は、楽天が5対3で勝ちました。

○勝ち、弓削投手1勝。
●負け、アドゥワ投手5勝2敗。
◎ホームラン、楽天・鈴木大地選手1号。

楽天は2回に相手のエラーなどで3点を先制し続く3回に鈴木大地選手の今シーズン初ホームランとなるツーランでリードを広げました。

先発した松井投手が3回を投げたあと、リリーフした6人の投手が1イニングずつ投げて逃げきり、2人目の弓削投手が3年ぶりに勝利投手になりました。

楽天は13勝5敗として、同率首位で並んでいたソフトバンクが敗れたため、球団創設から20年目の節目の年に交流戦初優勝を果たしました。

広島は守りのミスが響き、連勝が3で止まりました。

交流戦は10勝8敗で終えました。

ソフトバンク対阪神

ソフトバンク×阪神は阪神が4対1で勝ちました。

○勝ち、才木投手8勝1敗。
▽セーブ、岩崎投手2勝3敗10セーブ。
●負け、石川投手2勝2敗。
◎ホームラン、阪神・前川選手2号。
 ソフトバンク・近藤選手10号。

阪神は1回、前川選手がプロ初の満塁ホームランを打ち、先発の才木投手が7回1失点の好投で両リーグ単独トップの8勝目をあげました。

ソフトバンクは先発の石川投手が立ち上がりにつかまり、近藤選手の2試合連続ホームランによる1点に抑えられ、連勝が3で止まりました。

交流戦は最終戦まで優勝の可能性を残していましたが、12勝6敗で楽天にわずかに届かず、12球団最多となる9回目の優勝を逃しました。

日本ハム対巨人

日本ハム×巨人は延長12回、3対3で規定により引き分けました。

◎ホームラン、巨人・岡本和真選手12号、ヘルナンデス選手3号。
 日本ハム・万波選手9号。

巨人は1点を追う4回、岡本和真選手の2試合連続のツーランで逆転し、その後、再びリードを許して迎えた8回にヘルナンデス選手のソロホームランで追いつきました。

先発の菅野投手が6回途中3失点でマウンドを降りたあと、リリーフした6人の投手が無失点でつなぎました。

日本ハムは6回に万波選手のソロホームランで勝ち越しましたが、8回に追いつかれたあとは攻め手を欠きました。

巨人は交流戦を8勝9敗1引き分けで終え、日本ハムは1試合を残して7勝9敗1引き分けです。

ロッテ対中日

ロッテ×中日は、ロッテが7対2で勝ちました。

○勝ち、メルセデス投手2勝2敗。
●負け、柳投手4勝4敗。
◎ホームラン、ロッテ・ポランコ選手7号。

ロッテは2対2の5回、ポランコ選手のおよそ1か月ぶりのホームランとなるツーランで勝ち越し、7回はポランコ選手とソト選手の連続タイムリーで3点を加えました。

先発のメルセデス投手は7回を2失点の力投で2勝目をあげました。

ロッテは4カードぶりに同一カード3連戦で勝ち越し、交流戦は7勝9敗2引き分けでした。

中日は先発の柳投手が5回4失点とふんばれず、交流戦は7勝11敗でした。

オリックス対ヤクルト

オリックス×ヤクルトは、ヤクルトが5対4で勝ちました。

○勝ち、大西投手3勝1敗。
▽セーブ、木澤投手2勝1敗2セーブ。
●負け、マチャド投手2勝2敗7セーブ。

ヤクルトは2点を追う9回、山田選手のタイムリーヒットと代打・青木選手のショートゴロの間の得点で追いつき、なおツーアウト二塁から武岡選手のタイムリーツーベースで勝ち越しました。

4人目の大西投手が8回の1イニングを無失点に抑えて3勝目をあげました。

ヤクルトは交流戦を9勝7敗2引き分けで終えました。

オリックスはおよそ2か月ぶりの登板となった先発の山下投手が5回を投げて三振9個を奪い、1失点と好投しましたが、抑えのマチャド投手が崩れました。

交流戦は10勝8敗でした。

西武対DeNA

西武×DeNAはDeNAが5対0で勝ちました。

○勝ち、石田裕太郎投手2勝。
●負け、渡邉勇太朗投手2敗。
◎ホームラン、DeNA・オースティン選手7号。

DeNAは1回、度会選手の6試合連続打点となるタイムリーヒットで先制し、6回と9回に追加点をあげました。

先発したルーキーの石田裕太郎投手はコントロールがよく、プロ2試合目での初完投をフォアボールなし、95球での完封勝利で飾りました。

DeNAは去年4月以来の7連勝で交流戦を11勝7敗で終えました。

ヒット4本に抑えられた西武は2試合連続の完封負けで4連敗となり、交流戦は4勝14敗で最下位となりました。

交流戦は残り1試合で雨で中止となった甲子園球場での阪神対日本ハムの試合が18日行われ、全ての日程を終える予定です。