西~北日本 大気不安定 近畿東海で雨雲発達 落雷や突風に注意

低気圧や上空の寒気の影響で、西日本から北日本にかけて大気の状態が非常に不安定になり、近畿や東海などで局地的に雨雲が発達しています。落雷や竜巻などの突風、急な激しい雨に注意が必要です。

気象庁によりますと、日本海を北東へ進む低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んでいるほか、北日本を中心に上空には寒気が流れ込んでいます。

このため西日本から北日本にかけて大気の状態が非常に不安定になっていて、近畿や東海などで局地的に雨雲が発達しています。
午後5時までの1時間には、国土交通省が兵庫県多可町に設置した雨量計で32ミリの激しい雨を観測しました。

大気の不安定な状態は、西日本では16日夜遅くにかけて、東日本では17日の明け方にかけて、北日本では17日の夜にかけて続く見込みです。

気象庁は、落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨、それに「ひょう」に注意するよう呼びかけています。

急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には頑丈な建物の中に移動するなど、安全を確保してください。