宿題多すぎ!やせたい! ちゃぶ台返して叫びたいことは?

日頃の不満や願い事などを叫びながらちゃぶ台をひっくり返し、上にのせたおもちゃの飛距離を競うユニークな大会が岩手県矢巾町で開かれました。

この大会は町おこしの一環として地元の商工会の青年部が毎年開催しているもので、ことしは県内外から2歳から74歳までのおよそ30人が参加しました。

40センチ四方の小さなちゃぶ台の前に座って日頃の不満や願い事などを大声で叫びながら両手でひっくり返し、台の上にのせたおもちゃのサンマの飛距離や叫ぶ言葉、格好のユニークさなどを競います。

参加した人たちは「くつしたを脱ぎっぱなしにしないで!」とか、「やせたい!」「学校の宿題が多すぎる!」など思い思いに言葉を叫びながらちゃぶ台をひっくり返していました。

見ている人たちはユニークな格好をした参加者がちゃぶ台をひっくり返す様子に笑ったり拍手をしたりして楽しんでいました。

「2歳の子どもが可愛すぎて、仕事に行きたくないんじゃー!」

審査の結果、盛岡市から親子で参加し、内なる思いをさらけ出した男性が7メートル44センチの記録で優勝しました。

優勝した男性は「初めての参加でしたが思ったより飛距離が出てよかったです。こうした盛り上がれるイベントがあるのはすごくいいと思います」と話していました。