「日米拡大抑止協議」 北朝鮮などへの対処力強化を確認

アメリカの核戦力などで日本を守る「拡大抑止」をめぐり、日米両政府の事務レベルの協議が行われ、核やミサイルの開発を続ける北朝鮮などへの対処力を強化していくことを確認しました。

「日米拡大抑止協議」は、アメリカ西部のワイオミング州にある空軍基地で現地時間の14日までの2日間行われ、日米両国の外務・防衛当局の担当者が出席しました。

協議では、北朝鮮の核・ミサイル開発や、ロシアとの軍事協力、中国による核戦力の増強などについて意見が交わされ、情報共有や訓練などを通じて、対処力を強化していくことを確認しました。

また、核兵器使用の抑止に向けて日米両国が外交上の働きかけを含め、さまざまな分野で協力していくことで一致しました。

協議にあわせて担当者らは、ICBM=大陸間弾道ミサイルの発射訓練を行う施設も視察しました。