商業捕鯨の対象にナガスクジラ加える案を了承 水産庁の審議会

水産庁の審議会は、商業捕鯨の対象として、これまで認めてきた3つの種類に加え、新たに「ナガスクジラ」を加える案を了承しました。商業捕鯨が5年前に再開されて以降、捕獲対象の種類が増えるのは初めてです。

日本は、5年前の2019年にIWC=国際捕鯨委員会から脱退し、ミンククジラとニタリクジラ、イワシクジラの3つの種類を捕獲の対象として、商業捕鯨を再開しています。

11日に開かれた水産庁の審議会では、新たに「ナガスクジラ」について、北太平洋では十分な資源量が確認されているとして、捕獲の対象とする案が示されました。

この中では、捕鯨を認める海域を日本の領海内とEEZ=排他的経済水域内の特定の海域に限定したうえで、ことしの漁獲枠をIWCで採択された算出方法を踏まえて59頭としています。

審議会では、この案について委員からは特に異論は出ず、了承されました。

水産庁によりますと、「ナガスクジラ」は従来認められてきた3つの種類より大きく、クジラの中では、最も大きい「シロナガスクジラ」に次ぐ大きさだということです。

商業捕鯨の再開後、捕獲対象の種類が増えるのは初めてで、水産庁は11日の審議会の結果を踏まえ、7月に正式に決定することにしています。