皇室では、明治時代から歴代の皇后が蚕を育てています。
皇后さまは、4日夕方、皇居の紅葉山にある蚕の飼育施設「御養蚕所」で、3センチほどの大きさに育った国産の小石丸という品種の蚕に桑の葉を与えられていました。
宮内庁によりますと、皇后さまは蚕が葉の下から姿を現した様子を見て「もうこんなに上がってきたのね」などと話されたということです。
皇居で育てている蚕は小石丸を含めて4種類で、とれた生糸は外国の賓客への贈り物などに使われます。
品種によってはすでに繭を作っているということで、皇后さまは、今後、繭の収穫なども行われます。
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皇后さま「御給桑」 皇居で育てる蚕に桑の葉与える
皇后さまは、皇居で育てている蚕に餌となる桑の葉を与える「御給桑」(ごきゅうそう)と呼ばれる行事に臨まれました。