栃木 那須塩原 養豚場のブタ CSFに感染 約1万6000頭処分へ

栃木県那須塩原市の養豚場のブタが、ブタの伝染病「CSF」=「豚熱」に感染していることがわかり、県はこの養豚場で飼育されているおよそ1万6000頭の処分を進めています。

栃木県によりますと、24日、那須塩原市の養豚場から「今月8日ごろから死んだブタが増えている」と連絡が入り、国の研究機関などの調査で「豚熱」への感染がわかったということです。

県は26日夜、対策本部会議を開き、防疫の態勢などについて協議するとともに、この養豚場で飼育されているおよそ1万6000頭の処分を進めています。

この養豚場では、3年前にも豚熱が発生していて、県内で豚熱が確認されたのは、ことし2月以来です。

福田富一知事は、会見で「豚熱はブタとイノシシに感染するが人には感染しない。冷静に防疫措置に取り組みたい」と述べました。