福岡 住宅街でサルに頭をひっかかれ小学生男児がけが

福岡市の住宅街で、小学生の男子児童が、車の中に入ってきたサルに頭をひっかかれて軽いけがをしました。

26日午後0時半ごろ、福岡市早良区梅林で「サル1頭に子どもがひっかかれた」と警察に通報がありました。

警察によりますと、小学4年生の男子児童と母親が車で帰宅し、ドアを開けたところ、サルが突然、車内に入ってきて男子児童をひっかいて逃げたということです。

男子児童は頭に軽いけがをしました。

現場は福岡市南部の油山のふもとに広がる住宅街です。

警察によりますと、26日は近くの城南区でもサルの目撃情報が複数寄せられたということです。

福岡市では去年夏から秋にかけて、サルにかまれたり、ひっかかれたりする被害が相次いでいて、市はサルを見かけたときは、目を合わせたり走って逃げたりせずにゆっくりその場から離れるほか、出没が相次いでいる地域では戸締まりを徹底し、外出する際はできるだけグループで行動するよう呼びかけています。