“被災した人たちに和やかなひとときを” 石川 珠洲で催し

能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市で、被災した人たちに和やかなひとときを過ごしてもらおうと、入れたてのコーヒーを味わえたり、うちわ作りを体験したりできる催しが開かれています。

「珠洲 心の復興マルシェ」と名付けられたこの催しは、被災地で支援活動を行う団体が開いています。

会場の珠洲市正院町にある仮設住宅の集会所では、入れたてのコーヒーや抹茶を味わえるほか、子どもたちも楽しめるうちわ作りや花が色あせしないようオイル漬けにした置物「ハーバーリウム」作りなどを体験できるコーナーが設けられました。

このうち、「ハーバーリウム」作りでは、親子連れなどが思い思いに選んだ赤や黄色の花を小さなビンに入れたあと、専用のオイルを入れて完成させていました。

体験した小学4年生の女の子は、「自分が好きな色の花を入れて作りました。楽しかったです」と話していました。

珠洲市でみずからも被災し、このイベントを主催した小町史華さん(30)は「子どもたちの笑顔や表情が見られてよかったです。これからの珠洲の未来につながっていけばと思います」と話していました。

この催しは26日午後3時まで開かれています。