熊本 産山村 グライダーが墜落 20代の男性 搬送時意識あり

25日午後、熊本県産山村で20代の男性1人が乗ったグライダーが墜落しました。男性は病院に搬送され、搬送時には意識があったということで、警察が詳しい状況を調べています。

25日午後4時半ごろ、熊本県産山村田尻で「グライダーが墜落してけがをした人が1人いる」と近くの施設の従業員から消防に通報がありました。

警察などによりますと、墜落した場所は「ヒゴタイ公園」にある「ビジターセンター」近くの原野で、消防のドクターヘリが操縦していた男性1人を熊本市内の病院に搬送したということです。

福岡県に住む20代の男性で、このグライダーに1人で乗っていたということです。

詳しいけがの程度はわかっていませんが、消防によりますと搬送時には意識があったということです。

警察が詳しい状況を調べています。

産山村に隣接する阿蘇市にある「阿蘇場外離着陸場」の責任者によりますと、グライダーは別の飛行機にけん引されてこの離着陸場を離陸したということですが、空中でグライダーと飛行機をつないでいたワイヤーロープに不具合が生じたため、急きょグライダーを切り離したということです。

25日は、午前10時ごろからグライダーの飛行訓練が行われていたということです。