積水ハウス サイバー攻撃で顧客らのメールアドレスなど漏えい

大手住宅メーカーの「積水ハウス」は、サイバー攻撃を受けて顧客や従業員、合わせておよそ29万人分のメールアドレスなどが漏えいしたことを明らかにしました。

積水ハウスの発表によりますと、5月21日、サーバーを管理する業者から住宅を購入した客が任意で登録する会員制のウェブサイトでアクセスが急増していると連絡がありました。

会社が調べたところ、サイバー攻撃を受けていたことが分かり
▽顧客、およそ10万8000人分のメールアドレスやパスワードなどが漏えいしていたほか
▽従業員などが自社のシステムにログインする際のメールアドレスやパスワードもおよそ18万3000人分、漏えいしていたということです。

また、漏えいの可能性が否定できない顧客や従業員なども合わせて53万人余りに上るということで、会社が確認を進めています。

会社は、このサイトの運用を停止するとともに、顧客に対して他社のサービスで同じパスワードを使っている場合には変更するよう呼びかけています。

積水ハウスは「お客様をはじめ多くの関係者の皆様にご迷惑とご心配をおかけすることを謹んでおわび申し上げます。今後は情報セキュリティーをいっそう強化するとともに、個人情報の取り扱いの厳格化に取り組んでまいります」とコメントしています。