久保建英 “パリ五輪に招集できず” 日本サッカー協会

パリオリンピックに出場するサッカー男子23歳以下の日本代表のメンバー入りが注目された久保建英選手について、日本サッカー協会は「招集できないという結論に至っている」として現状ではオリンピックは不参加となる見通しを示しました。

これは、日本サッカー協会の山本昌邦ナショナルチームダイレクターが24日、千葉市内で行った会見で明らかにしました。

この中で山本ナショナルチームダイレクターは、スペイン1部リーグのレアルソシエダードでプレーする22歳の久保選手について「長い時間をかけてクラブとのやり取りを丁寧にやってきたが、パリオリンピックには招集できないという結論に至っている」と述べ、現状ではオリンピックは不参加となる見通しを示しました。

理由については、オリンピックがFIFA=国際サッカー連盟が定める国際試合の期間外のため、招集に強制力がないことなどを挙げました。

そのうえで今後もクラブ側と交渉は続けるとしています。

また、デンマーク1部リーグのブレンビーでプレーする22歳の鈴木唯人選手についても、現状では不参加となる見通しを示しました。

パリオリンピックでは、1チームの選手の登録がアジア最終予選の23人から18人と、5人少なくなります。

日本協会は来月上旬からのアメリカ遠征などで選手の選考を進める方針です。