立民 “自民 稲田幹事長代理の出席重ねて求める”衆院政倫審で

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、立憲民主党は衆議院政治倫理審査会が行った出席の意向確認で自民党の稲田幹事長代理が「質問に答えることを拒むものではない」と回答したことを受けて、稲田氏の出席を重ねて求めていくことになりました。

今週21日に開かれた衆議院政治倫理審査会の幹事懇談会では、立憲民主党など野党3党の申し立てを受けて安倍派と二階派の関係議員44人に出席の意向があるか確認したところ、全員に出席の意向がないことが報告されました。

一方で、安倍派の稲田幹事長代理は弁明する必要はないとしたうえで「さらに説明するよう求められれば委員の質問に答えることを拒むものではない」と書面で回答したことが明らかになっています。

これを受けて、審査会で野党側の筆頭幹事を務める立憲民主党の寺田学氏は記者団に対し、稲田氏の出席を重ねて求める考えを示しました。

そのうえで、安倍派の政治資金問題に関する稲田氏への質問状を野党3党で作成し、審査会の運営を担当する衆議院の委員部に提出したと説明しました。

寺田氏は「稲田氏の趣旨にのっとって質問の要旨を送った。審査会に出て説明をしてもらいたい。与党側の筆頭幹事には今回の質問の取り扱いを協議するよう働きかける」と述べました。