日経平均株価 一時700円以上値下がりも 値下がり幅は縮小

24日の東京株式市場、アメリカの主要な株価指数がそろって下落した流れを受けて、日経平均株価は一時、700円以上値下がりしましたが、その後、一部の銘柄を買い戻す動きがあり値下がり幅は縮小しました。

23日のニューヨーク市場は、この日、発表されたアメリカの経済指標が市場の予想を上回り、中央銀行にあたるFRBが利下げを急がないのではないかという見方が広がったことを受けて、主要な3つの株価指数がいずれも下落しました。

この流れを受けて24日の東京市場でも取り引き開始直後から幅広い銘柄に売り注文が広がって日経平均株価は一時、700円以上下落しました。

その後、一部の銘柄を買い戻す動きが見られ、値下がり幅は縮小しました。

▽日経平均株価、24日の終値は23日の終値より457円11銭、安い、3万8646円11銭。

▽東証株価指数、トピックスは12.21、下がって、2742.54。

▽1日の出来高は13億9976万株でした。

市場関係者は「アメリカの半導体大手エヌビディアの株価は好調な業績を背景に23日のニューヨーク市場で大きく値上がりしたが、この流れは日本の半導体関連の銘柄には波及しなかった。また、アメリカの経済指標の結果などを受けて日米の長期金利が上昇したことも株価下落の要因となった」と話しています。