ボクシング 坪井智也 五輪出場かけた最後の世界予選を棄権

3年前に行われたボクシングの世界選手権で金メダルを獲得した坪井智也選手が、24日からタイで行われるパリオリンピック出場をかけた最後の世界予選を、体調面を理由に棄権しました。この結果、坪井選手の初めてのオリンピック出場がなくなりました。

坪井選手は2021年に行われた世界選手権で、男子バンタム級に出場し、ウエルター級の岡澤セオン選手とともに日本選手として初めて金メダルを獲得しました。

その後はフライ級に転向して、パリオリンピックの出場権獲得をかけた去年秋のアジア大会やことしの春に行われた1回目の世界予選で日本代表に選ばれていましたが、いずれも敗退していました。

坪井選手は24日から行われる最後の世界予選に向けて開催国のタイに入っていましたが、日本ボクシング連盟によりますと、体調面を理由に棄権することを決めたということです。

ボクシングでオリンピックの出場権を獲得できるのは今回の世界予選が最後のため、これで坪井選手の初めてのオリンピック出場がなくなりました。