車いすバスケ女子 代表キャプテンの北田「世界を驚かせたい」

パリパラリンピックへの出場を決めている車いすバスケットボール女子の日本代表が合宿を公開し、キャプテンの北田千尋選手が「1つでも多く勝って番狂わせを起こして世界を驚かせたい」と意気込みを話しました。

車いすバスケットボール女子の日本代表は4月に行われた最終予選を突破して、開催国枠で出場した前回の東京パラリンピックに続いて2大会連続、自力では2008年の北京大会以来となるパラリンピックの出場を決めました。

チームは21日に都内で強化合宿をスタートし、23日は練習の一部が報道陣に公開されました。

パリパラリンピックに向けては、決定力の向上が課題となっているということで、ゴール下からのレイアップシュートの練習を繰り返していました。

また、実戦形式の練習も行われ、キャプテンの北田選手やエースの網本麻里選手、それに16歳の小島瑠莉選手などが積極的にシュートを打つなど、キレのある動きを見せていました。

北田選手は「今は出場8か国中8番目の実力かもしれないが、みんな金メダルを目指してくるので、勝つためには、金メダルを目指す準備をする必要がある。1つでも多く勝って番狂わせを起こして世界を驚かせたい」と意気込んでいました。

チームは今後、国内で強化合宿を数回行うほか、オーストラリアへの遠征をして、パラリンピックに向けた強化を図ることにしています。