King & Princeファンの一部 イベント後 終電乗り遅れ駅で一夜

22日に山口市で行われた人気アイドルグループ「King & Prince」のイベントのあと、終電に乗り遅れたファンの一部が新山口駅で一夜を過ごしました。JR西日本は記者会見で、今後、イベントの主催者などと連携を取りながら対応していくことを明らかにしました。

主催者などによりますと、22日に山口市の「きらら博記念公園」で人気アイドルグループの「King & Prince」が出演して花火イベントが行われ、会場には、およそ3万人のファンが集まりました。

午後8時半ごろのイベント終了とともに、ファンが一斉に帰路についたため、会場の周辺で混雑が起きたということです。

主催者は、会場とJR新山口駅の間でシャトルバスを運行していましたが、ファンの一部が山陽新幹線などの終電に間に合わず、駅で一夜を過ごしました。

このため、JRは、およそ1000人分の備蓄用の飲料水やビスケットのほか、床に敷くブルーシートやダンボールを配布して対応したということです。

埼玉県から訪れた女性は「行きはバスで20分ほどでしたが、帰りは渋滞で、駅まで1時間半ほどかかりました。私たちはホテルを予約していたので助かりました」と話していました。

これについて、JR西日本中国統括本部広島支社の広岡研二支社長は、23日の記者会見で「事前に主催者側と打ち合わせを行っていたが、結果的に滞留が起きているので、今後は輸送体系をどのようにするのか、そのつど、主催者と相談しながら対応を考えたい」と話していました。