羽田空港 駐機場 日本航空機どうし 主翼が接触 けが人なし

23日朝、羽田空港の駐機場で隣り合って移動していた日本航空機どうしの翼が接触するトラブルがありました。けが人はいないということで、日本航空が詳しい状況を調べています。

日本航空によりますと23日午前7時半ごろ、羽田空港の駐機場で新千歳空港行きの日本航空機と駐機場に入ろうとした別の日本航空機の主翼が接触しました。

2機は、当時、同じ方向を向いていて、
▽出発する機体は航空機をけん引する車両に押されて後ろ向きに進み
▽もう一方の機体は前進していたということです。

その際、2機の主翼の先端部分が接触し、いずれも損傷が確認されているということです。このトラブルによるけが人はいません。

新千歳空港行きの機体には乗客乗員328人が乗っていて、機体の整備のためこの便は欠航になり、現在、振り替えの便の手配を行っているということです。

もう一方の機体は乗客が乗り込む前で、機体の変更が必要になったため遅れが出ているということです。日本航空は「お客様にご迷惑をおかけし、おわび申し上げます」とコメントしています。

駐機場で航空機どうしが接触するトラブルはこのところ相次いでいて、
▽ことし1月には新千歳空港で大韓航空機がキャセイパシフィック航空機に接触したほか
▽ことし2月にも大阪空港で全日空機どうしの翼が接触しています。