JR四国 新社長に四之宮和幸専務就任へ 収益拡大目指す考え示す

JR四国の新たな社長に、四之宮和幸専務が就任することになり、四之宮氏は記者会見で「鉄道の安全確保を根幹にさまざまな事業・サービスを通じて四国の未来を作りたい」と述べ、鉄道や関連事業での収益拡大を目指す考えを示しました。

JR四国は21日に記者会見を開き、現在の西牧世博社長が会長となり、後任の新たな社長に四之宮和幸専務が就任する人事を発表しました。

会見で四之宮氏は「鉄道の安全確保を根幹に安心して信頼されるさまざまな事業・サービスを通じて四国の未来を作ることにJR四国一丸となって取り組んでいきたい」と述べ、経営の立て直しに向け、鉄道や関連事業での収益拡大を目指す考えを示しました。

また、利用が極めて少ない路線をめぐる自治体との協議については、「利用者の利便性向上をはかりながら同時並行的に進めていきたい。自治体との協議の入り口については丁寧にやっていきたい」と述べ、利便性向上を目指すと同時に、今後の在り方についての協議も進めたいという考えを示しました。

四之宮氏は、愛媛県出身の59歳。

平成元年にJR四国に入社し、総務部長などを経て、おととしから専務を務めてきました。

JR四国では、これまで国鉄出身者が社長を務めていましたが、JR四国に入社した人が社長になるのは初めてです。

社長の交代は4年ぶりで、来月25日に開く取締役会と株主総会で正式に決める予定です。