クライミング五輪予選 男子スピード 大政涼が1回戦で敗退

アーバンスポーツのパリオリンピック予選シリーズのスポーツクライミング、男子スピードの決勝トーナメントが行われ、日本選手でただ1人出場した日本記録保持者の大政涼選手が好タイムをマークしましたが、1回戦で敗れました。

中国 上海で開かれているパリオリンピック予選シリーズの第1戦は、18日、スポーツクライミング、男子スピードの決勝トーナメントが行われ、日本からはこの種目で5秒07の日本記録を持つ大政選手がただ1人予選を勝ち抜いて出場しました。

スピードは、世界共通のルートが設定された高さ15メートルの壁を登り、速さを競う種目で、決勝トーナメントでは予選の上位16人が1対1で対戦しました。

予選で14位だった大政選手は、1回戦で、予選3位のインドネシアの選手と対戦し、スタートから加速して5秒19の好タイムをマークしましたが、4秒台のタイムを出した相手に及ばず1回戦敗退となりました。

優勝は、決勝で中国の選手を破ったインドネシアのベドリク・レオナルド選手でした。

この種目では、予選シリーズの2戦で男女それぞれ上位5位までに入った選手がパリオリンピックの出場権を獲得することができます。

大政選手は「自己ベストを出さないと勝てないとわかっていた。結果的に自己ベストは出せなかったが、力を出し切ることができたのはよかった。予選シリーズ2大会の総合ポイントでオリンピックに出場できるかどうかが決まるので、次は表彰台をねらっていきたい」と話していました。