スポーツクライミング女子 パリ五輪予選 野中 伊藤が決勝進出

アーバンスポーツのパリオリンピック予選シリーズのスポーツクライミング、女子ボルダー&リード準決勝で東京オリンピック銀メダリストの野中生萌選手が3位、22歳の伊藤ふたば選手が5位に入り、19日の決勝進出を決めました。

中国 上海で開かれているパリオリンピック予選シリーズの第1戦は、3日目の18日、スポーツクライミング、女子ボルダー&リードの準決勝が行われ、日本からは野中選手と伊藤選手の2人が出場しました。

このうち東京オリンピック銀メダリストの野中選手は、「課題」と呼ばれるコースを登った数を競う、得意のボルダーで4つの課題すべてを完登し、前半を終えて3位につけました。

1回のトライで登った高さを競う後半のリードでは、中盤で落下して得点を伸ばせませんでしたが、合計を135.2ポイントとして3位をキープし、上位8人による決勝に進出しました。

また伊藤選手も、ボルダーで4つの課題すべてを完登するなど、合計128.9ポイントで5位につけて19日の決勝に進みました。

一方、中川瑠選手は準決勝に進んだものの出場せず棄権しました。

この種目で日本選手に残された出場枠はあと1つで、代表争いは実力者の野中選手と、初のオリンピック出場を目指す伊藤選手が争う構図となりました。