ドジャース 大谷翔平 13号ツーランHR リーグ単独トップに

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が本拠地のあるロサンゼルス市が「大谷翔平の日」に制定した5月17日に行われたレッズ戦で13号ツーランホームランを打ちました。これで大谷選手はホームラン数でナショナルリーグの単独トップに立ちました。

大谷13号HR 「大谷翔平の日」に

大谷選手はロサンゼルス市が「大谷翔平の日」と制定した現地時間の5月17日、市議会を訪問したあと、本拠地のロサンゼルスで行われたレッズ戦に2番指名打者で先発出場しました。

試合は1回、1番・ベッツ選手が今シーズン3本目となる先頭打者ホームランで先制し、続く大谷選手が打席に向かうとひときわ大きな歓声が上がりました。大谷選手はこの打席、速球を引っ張り痛烈な打球を見せましたがファーストゴロでした。

3回の第2打席は1アウト一塁で打席に立ち、初球の150キロ台の速球を逆方向のレフトスタンドへ運び、3試合ぶりのホームランとなる13号ツーランを打って追加点をあげました。

これで大谷選手はホームラン数でナショナルリーグの単独トップに立ちました。

3対1で迎えた4回は2アウト一塁二塁のチャンスで第3打席に入り、ここは低めの変化球に空振り三振でした。

3対3の同点で迎えた7回は1アウト一塁の場面で第4打席が回りファーストゴロとなりましたが、ダブルプレーをねらった相手ショートの悪送球で大谷選手は一塁でセーフになり、そのまま二塁まで進塁が認められました。

このあと2アウト一塁二塁となって4番のスミス選手がセンター前にヒットを打ち、大谷選手が勝ち越しのホームを踏むなどドジャースが5対3としました。

大谷選手はこの試合4打数1安打2打点で打率は3割5分8厘と両リーグを通じてトップを維持しています。

試合はドジャースが7対3で勝って連敗を「2」で止め、初めての「大谷翔平の日」を勝利で飾りました。

大谷翔平 13号HRは“相性のよい相手”から

大谷選手は3回の第2打席にレッズの先発、フランキー・モンタス投手のアウトコースに来た153キロの速球を逆方向のレフトスタンドに運びました。

大谷選手とモンタス投手の2019年の初対戦から、この試合の前までの対戦成績は24打数10安打、ホームラン4本と相性がよく、大リーグで大谷選手が最も多くホームランを打っているピッチャーでした。

そしてこの試合でも相性のよさを見せて5本目となるホームランを打ち、大谷選手が笑顔でベースを回る一方、モンタス投手は少し舌を出し呆然とした表情でボールを見送っていました。

ロバーツ監督「翔平はLAにインパクト与えた」

ドジャースのロバーツ監督は試合前の取材で、5月17日が「大谷翔平の日」と制定されたことについて「すばらしい日だ。翔平はとても短い期間でロサンゼルスにインパクトを与えた」とたたえました。

そして「彼は人々がまわりにいたいと思うようなポップカルチャー的な存在になっている。マイケル・ジョーダンや数人のアメリカンフットボールの選手ならあるかもしれないが、野球界ではとてもユニークなことで、私はこんなことは、これまで見たことがない」と「バスケットボールの神様」と呼ばれたマイケル・ジョーダンさんを引き合いに驚きを表現していました。