ひょうによる車の損傷防止へ実証実験 専用カバー配布開始 群馬

ひょうで車が損傷するのを未然に防ごうと、ひょうが降る予測をメールで受け取った人に専用のカバーを取り付けてもらいその効果を調べる実証実験が群馬県で行われることになり、17日からホームセンターなどでカバーの配布が始まりました。

実証実験は損害保険大手などがひょうによる被害が相次ぐ群馬県内で、自動車保険の契約者を対象に6月上旬から行うことにしていて、17日からは県内にあるホームセンターやスーパーなど33店舗で専用カバーの無料配布が始まりました。

実験ではひょうが予測されるおよそ30分前にアラートを参加する契約者にショートメールで送り、ボンネット用と前面ガラス・ルーフ用の2種類のカバーを取り付けてもらうことでどの程度、被害を防げるのかを検証します。

三井住友海上火災保険群馬支店の宇佐典浩 支店長は「去年、おととしと群馬県内ではひょうによる大きな被害が出ているが、アラートとカバーで少しでも被害の軽減につなげてほしい」と話しています。