信用保証うたい違法集金 発覚遅らせるため元本返還先延ばしか

医療機関の信用保証の事業をうたい、資金を違法に集めたとして東京の会社社長ら8人が逮捕された事件で、会社が複数の顧客に対し、「特別な配当がある」といって元本の返還を先延ばししていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。資金を募っていた事業に実態はなかったとみられ、警視庁は発覚を遅らせるねらいがあったとみて調べています。

東京 中央区の資産運用コンサルティング会社、「THEGRANSHIELD」の社長の中村佳敬容疑者(46)や社員ら8人は、「コロナ禍で経営難に陥った医療機関などの信用保証の事業で、債権を買えば高い配当を得られる」などとうたい、国の登録を受けずに顧客から1億3000万円余りを集めたとして、15日、金融商品取引法違反の疑いで逮捕されました。

警視庁は社長らが違法に集めた金は、およそ80億円にのぼるとみて捜査しています。

会社は「5年後に元本を返す」などと約束して出資を募っていましたが、その期日を迎えると「特別な配当がある」などといい元本の返還時期を3年から5年先延ばししていたことが捜査関係者への取材でわかりました。

警視庁は、資金を募っていた事業に実態はなかったとみていて、社長らが、発覚を遅らせることで、違法なカネ集めを続けようとしていたとみて、詳しく調べています。