H2Oリテイリング 関西フードマーケットを完全子会社化へ

阪急阪神百貨店などを傘下に持つ「エイチ・ツー・オー リテイリング」は、スーパー事業を展開する子会社の「関西フードマーケット」を完全子会社化する考えを明らかにしました。エイチ・ツー・オーは、ディスカウントストアの進出など食品スーパーを取り巻く環境が変化する中、より深い連携が必要だと判断したためだとしています。

エイチ・ツー・オー リテイリングは、2021年、関西スーパーマーケットを子会社化したあと、翌年
▽関西スーパーのほか
▽イズミヤや
▽阪急オアシスを傘下に持つ、関西フードマーケットという新会社を立ち上げていました。

エイチ・ツー・オーは、現在、関西フードマーケットの株式の64%余りを所有していますが15日、自社の株式との交換により関西フードのすべての株式を取得し、ことし7月末に完全子会社化する考えを明らかにしました。

理由についてエイチ・ツー・オーは、物価高に加え、首都圏からのディスカウントストアの進出など、食品スーパーを取り巻く環境が大きく変化する中、より深い連携が必要だと判断したためだとしています。

完全子会社化されれば、関西フードマーケットは上場廃止となります。

関西フードマーケットは、東京証券取引所のスタンダード市場に上場していますが、会社の株式のうち市場に流通する割合が東証の基準を満たしておらず、対応が焦点となっていました。

エイチ・ツー・オー リテイリングの荒木直也社長は、記者会見で「関西フードマーケットが上場していると、判断に時間がかかるという制約が出てくる。機動的に経営していくために、今回、完全子会社化するという判断をした。一体経営の加速とシナジーの最大化を進めていく」と述べました。