円相場 値下がり 日米の金利差意識 円売りドル買いの動き

9日の東京外国為替市場は、日米の金利差が意識され円を売ってドルを買う動きが出て円相場は値下がりしました。

午後5時時点の円相場は、8日と比べて50銭、円安ドル高の1ドル=155円82銭から84銭でした。

またユーロに対しては8日と比べて47銭、円安ユーロ高の1ユーロ=167円26銭から30銭でした。

ユーロはドルに対して1ユーロ=1.0734から35ドルでした。

市場関係者は「アメリカの長期金利の高止まりが続き、日米の金利差が当面、縮小しにくいという見方が出て、円を売る動きが広がった。朝方、財務省の神田財務官が市場介入について、『いつでもやる用意がある』と述べたほか、日銀の先月の金融政策を決める会合で追加の利上げに関する発言が委員から相次いでいたと伝わったが、市場への影響は限定的だった」と話しています。