石川 輪島 最高気温12度 大幅な寒暖差に戸惑う声

能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市は、上空の寒気などの影響で気温が下がり、8日の最高気温は、午前0時すぎに観測された12度ちょうどでした。

日中は気温が上がらないまま経過し、午後3時の気温は10.9度と3月の中旬並みで、北風も時折、強まったことから肌寒い1日となりました。

3日前の今月5日には28.7度と20度近く高かったことから、仮設住宅や避難所で過ごす人からは大幅な寒暖差に戸惑う声が聞かれました。

仮設住宅で暮らしている82歳の男性は「暖かくならないので暖房をつけました。風が強くて大変です。歩いても汗をかかないです」と話していました。

今も避難所で過ごしていて買い物に出かけていた90歳の女性は「きのうまで暖かかったのに急に寒くなって身体がついていかない気がします。冬に逆戻りです」と話していました。

また、東京から片づけのため輪島市を訪れている83歳の男性は「寒いので服の下にジャージも着ています。風にも負けず頑張ります」と話していました。