金沢 能登半島地震で被災した子どもに無料オンライン学習支援

能登半島地震で被災した子どもたちを学習の面で支えようと、タブレット端末を使ったオンラインによる学習支援が金沢市で行われています。

この取り組みは、金沢市にあるNPOが、被災したあと避難するなどして生活環境が変わった子どもたちの学習を手助けしようと、先月から無料で行っています。

7日は金沢市内の温泉施設に輪島市で被災した小学生など5人が集まり、子どもたちは1人に1台用意されたタブレット端末を使って講師とオンラインでつながると、学校の宿題のわからないところを教えてもらったり、講師から出された算数の問題に答えたりしていました。

この支援は来月まで合わせて10回行われる予定で、被災した子どもは事前に申し込めば誰でも参加できるほか、勉強が終わったあと食べ物も提供されるということです。

参加した小学生は「先生が優しく教えてくれて楽しかったです」と話していました。

「NPO制服バンク石川」の池下奈美代表は「環境が変わった子どもの学習面が心配だという声を聞いて企画しました。不安を感じる子どもたちに寄り添っていきたい」と話していました。