年代別水泳大会で世界新記録 95歳女性が地元市長に報告 島根

先月、年代別に泳ぐ速さを競う水泳の大会で、3種目で世界新記録を樹立した島根県出雲市の95歳の女性が7日、地元の市役所を訪れ、市長に結果を報告しました。

市役所を訪れたのは出雲市に住む95歳の木村悦子さんです。

木村さんは先月、松山市で開かれた日本マスターズ水泳短水路大会の95歳から99歳の区分の女子50メートル平泳ぎで、1分17秒74のタイムで世界新記録をマークしたほか、平泳ぎの100メートルと200メートルでも世界新記録を樹立しました。

木村さんは飯塚市長に結果を報告し、60歳を過ぎてから本格的に水泳をしてきた中で、自身がこれまでに獲得してきた賞状やトロフィーの数々を紹介しました。

そして、およそ5年間水泳をやめていたものの、ことし1月から世界新記録を目指そうと、週に2回のペースで練習してきたことを明かしました。

飯塚市長から「次の目標は何ですか」と聞かれると、木村さんは「何もせずに家にいると退屈なので、何か目標を持ってこれからも前向きに生活してきたいです」と答えていました。

木村さんは「世界新記録を目標にしてきたので、達成したときはほっとしたし、うれしかったです。少しゆっくり体を休めてから次の目標を決めたいです」と話していました。