パドレス ダルビッシュ有 日米通算200勝まで あと2勝に

大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手が6日、カブス戦で5回を無失点と好投して今シーズン2勝目を挙げ、日米通算200勝まであと2勝としました。

パドレスは、相手の本拠地シカゴでカブスと対戦し、日米通算200勝まであと3勝としている37歳のダルビッシュ投手は中5日で先発しました。

ダルビッシュ投手は1回、先頭バッターにツーベースヒットを打たれて得点圏にランナーを背負いましたが、後続のバッターから150キロ台の力強い速球で三振を奪うなど、ヒットを許さず無失点で切り抜けました。

その後もランナーを背負いながらもコーナーを丁寧につくベテランらしいピッチングを見せ、中でも4回は先頭バッターにフォアボールを与えたものの、後続のバッターを151.4キロの速球とキレのあるスライダーで2者連続空振りの三振で抑えるなど、安定感を見せて得点を与えませんでした。

ダルビッシュ投手は5回を3人で抑えて無失点でマウンドを降り、球数は83球、打たれたヒットが3本、フォアボールが1つ、三振は5つ奪いました。

パドレスは0対0で迎えた6回、打者10人と打線がつながって一挙6点を先制し、ダルビッシュ投手に勝ち投手の権利がつきました。

そのウラ、松井裕樹投手が2人目として登板し、ツーランホームランを打たれて2点を失ったものの、リリーフ陣が粘ってリードを守り抜き、パドレスが6対3で勝ちました。

ダルビッシュ投手は今シーズン2勝目を挙げて、ここまでの成績を2勝1敗とし、日米通算200勝まであと2勝としました。

2022年のシーズン前半を参考にフォームを修正

ダルビッシュ投手は、この日のピッチングを振り返り、「コントロールはあまりよくなかったが、ボールに力があり体も元気だったので、結果につながってよかった」と話しました。

球威を上げるため、大リーグで自己最多に並ぶ16勝をあげた2022年シーズン前半の自分自身のフォームを参考にして修正したということで、「思い切ってピッチングの動きを一気に変えたので、それによって、ボールの力はあったが、少しリリースのタイミングが合わず、速球の動きがあまりよくなかった。そのなかでそれなりにいいピッチングができたのは、すごく自信になるし、次の登板までの間にもう少しいいものにしていきたい」と、一定の手応えを感じている様子でした。