井上尚弥 王座防衛戦 前日計量クリア 「ばっちりだ」自信示す

プロボクシングの井上尚弥選手が、東京ドームで6日に行われるスーパーバンタム級の4団体統一王座の防衛戦を前に臨んだ計量をクリアし、「いつもながらにばっちりだ」と自信を示しました。

去年、スーパーバンタム級で2階級目となるボクシング主要4団体の王座統一を果たした井上選手は、6日に行われる防衛戦で、これまで2階級で世界チャンピオンになっているメキシコのルイス・ネリ選手と対戦します。

東京ドームでは34年ぶりとなる世界タイトルマッチを前に、井上選手は5日、都内で計量に臨み、スーパーバンタム級の制限体重をおよそ100グラム下回ってクリアしました。

一方、6年前の世界タイトルマッチで制限体重をオーバーしてタイトルを剥奪されたネリ選手も、今回はおよそ500グラム下回ってクリアしました。

このあと井上選手とネリ選手は、関係者が静止するまでおよそ20秒間にらみ合い、握手をせずに離れました。

井上選手は「いつもながらにばっちりだ。スーパーバンタム級では3回目の試合なので、調整面ではなんとなくつかめてきている。あす、やるだけだ」と自信を示しました。

また、ネリ選手が計量をクリアしたことについては「余裕なのではないか。ネリも過去最高のファイトマネーをもらうようだし、心配はしていなかった」と話していました。

一方のネリ選手は、報道陣の取材に応じませんでした。

6日は東京ドームで井上選手の試合を含めて4つの世界タイトルマッチが行われる予定で、出場する選手は全員、計量をクリアしました。