上皇ご夫妻ゆかりのユウスゲの苗が配られる 長野 軽井沢町

みどりの日の4日、長野県軽井沢町の植物園では、上皇ご夫妻にゆかりのある「ユウスゲ」の苗が来場者に配られました。

平成15年、軽井沢町植物園を訪れた上皇ご夫妻が夏に淡い黄色の花を咲かせる「ユウスゲ」が町内で減っているという話を聞き、皇居で採取したユウスゲの種を贈られたということです。

植物園は贈られた種から育てたユウスゲを増やし、毎年、みどりの日に苗を無料で配っています。

ことしも20センチほどに育った200株の苗が用意され、午前9時に開園すると、地元の人や観光客が次々と苗を持ち帰っていました。

苗を受け取った60代の女性は「さっそく庭に植えようと思います。どんな花が咲くのか楽しみです」と話していました。

軽井沢町植物園の新井勝利園長は「植物に親しみ、上皇ご夫妻とゆかりのあるユウスゲを大切に育ててもらいたいです」と話していました。