交渉進展が焦点も ガザ地区南部でイスラエル空爆による死者か

イスラエルとイスラム組織ハマスの間での戦闘の休止と人質の解放に向けた交渉が進展するかどうかが焦点となる中、多くの避難者が身を寄せるガザ地区南部では、3日もイスラエル軍による空爆で少なくとも6人が死亡したと伝えられるなど死傷者が増え続けています。

ガザ地区をめぐるイスラエルとハマスの間での戦闘の休止と人質の解放に向けた交渉について、ハマスは「停戦についての提案を前向きに検討している」としたうえで、近くエジプトに交渉団を派遣する考えを示しています。

また、アメリカの有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルは3日、エジプト当局者の話としてイスラエル側はハマスが1週間以内に提案に合意しなければ、南部ラファでの作戦を開始するなどと伝えていて、交渉が進展するかどうかが大きな焦点になっています。

こうした中でもイスラエル軍によるガザ地区での攻撃は続いていて、地元のメディアは3日、多数の避難者を含むおよそ120万人が身を寄せる南部ラファにある住宅がイスラエル軍による空爆を受け、子どもや女性を含む少なくとも6人が死亡し、ほかにも複数のけが人が出ていると伝えています。

地元の保健当局は3日、これまでに3万4622人が死亡したと発表し、死傷者の数は増え続けています。

イスラエルのネタニヤフ首相はラファへの地上作戦を強行する構えを崩していませんが、OCHA=国連人道問題調整事務所の報道官は3日、会見で「攻撃が行われれば住民の虐殺になりかねずガザ地区全体への人道支援にとっても深刻な打撃になりかねない」と述べ、イスラエル側に自制を求めました。