上川外相 アフリカ3か国訪問 経済協力や国際秩序の重要性確認

上川外務大臣はグローバル・サウスの一角であるアフリカの3か国を訪問し、経済協力や法の支配に基づく国際秩序の重要性を確認しました。南米を訪問する岸田総理大臣と手分けする形でこうした国々との連携強化を図る方針です。

上川外務大臣は、先月27日から1日にかけて、グローバル・サウスと呼ばれる新興国や途上国のうち、アフリカの
▽マダガスカル
▽コートジボワール
▽ナイジェリアの3か国を訪れました。

このうち、日本の外務大臣として初めて訪れたマダガスカルでは、ラサタ外相と会談し、法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋の実現に向け協力を確認しました。

また、天然資源が豊富なナイジェリアでは、トゥガー外相と会談し、スタートアップ企業の支援など経済面での協力強化で一致しました。

上川大臣は記者会見で「アフリカ経済のダイナミズムを日本に取り込み、平和と安定を実現する方策をつくりだしていく」と述べました。

現在、フランスを訪れている上川大臣はこのあとスリランカとネパールも訪問する予定で、南米のブラジル、パラグアイを訪れる岸田総理大臣と手分けする形で、グローバル・サウスとの連携強化を図る方針です。