米アマゾン 3月まで3か月間決算 AI需要の高まり背景に増収増益

アメリカのIT大手、アマゾンのことし3月までの3か月間の決算は、AI需要の高まりを背景にクラウド事業が好調だったことなどから増収増益となりました。

アマゾンが4月30日に発表したことし1月から3月までの3か月間の決算によりますと、▽売り上げは前の年の同じ時期と比べて13%増加して1433億1300万ドル、日本円でおよそ22兆6000億円、▽最終的な利益は前の年の同じ時期の3.3倍の104億3100万ドル、日本円でおよそ1兆6400億円と増収増益となりました。

AI需要の高まりを背景に生成AIを活用したクラウド事業の売り上げが前の年の同じ時期と比べて17%増加しました。

また、広告事業の売り上げも好調で業績を押し上げました。

ジャシーCEOは決算説明会で「顧客企業は生成AIを活用して事業を変革することを期待している」などと述べたうえで、クラウド事業に力を入れていく方針を示しました。

アメリカのIT大手の間ではマイクロソフトや、グーグルの親会社のアルファベットもAI需要の高まりを背景にこの期間の決算が増収増益となっていて、各社の間で生成AIの開発や活用の競争が一段と激しくなっています。