広島 福山 有害物質の六価クロム槽に落ちた猫の死骸見つかる

3月、広島県福山市のメッキ工場で有害物質の六価クロムの槽に落ちたとみられる猫の死骸が、4月30日福山市内で見つかりました。

福山市は3月、市内の柳津町にあるメッキ工場で、有害物質の六価クロムの槽に猫が落ちたあと工場の外に逃げ出したと発表しました。

メッキ加工などに使われる六価クロムは、発がん性が指摘される有害物質で、市は猫を見つけても触れないよう注意を呼びかけていましたが、4月30日8時半ごろ、工場からおよそ260メートル離れた別の事業所から「3週間ほど前からある猫の死骸を処分してほしい」と通報があったということです。

市の担当者がこの事業所で死骸を調べた結果、六価クロムの陽性判定が出て、逃げ出した猫だと確認されたということです。

死骸は4月30日正午ごろに回収され、今後、処分される予定で、これまでのところ福山市には健康被害の訴えはないということです。