上沢直之 大リーグに初昇格 レッドソックスが発表

大リーグ、レッドソックス傘下の3Aでプレーしていた上沢直之投手が初めて大リーグ昇格を果たしました。

レッドソックスの発表によりますと、上沢投手は28日、大リーグの試合に出場できる26人枠に初めて登録されました。

上沢投手はプロ野球、日本ハムからポスティングシステムを使ってレイズとマイナー契約を結び、先月に傘下の3Aへの合流を通達された後、大リーグ契約を求めて金銭トレードでレッドソックスに移籍しました。

その後傘下の3Aで調整を続け、3試合に先発して2勝1敗、防御率は4.80となっていました。

レッドソックスは、開幕前にローテーションの軸として期待されていたルーカス・ジオリト投手が離脱したほか、開幕後も先発陣の離脱が相次いでいました。

上沢投手はレッドソックスに移籍したあと取材に対して「大リーグの舞台で投げることを目標に日本から来ているので、そこで投げないとしょうがない」と大リーグでプレーすることへの強い意欲を示していて、目標としていた大リーグデビューに大きく近づくことになりました。

上沢「やっとスタートラインに」

28日に大リーグに初めて昇格した上沢投手は、この日からさっそくベンチ入りし、本拠地で行われたカブスとの試合前に取材に応じました。

目標にしていた大リーグの舞台に立つことについて、「本当にやっとスタートラインに立てたなという気持ちが強い。うれしいはうれしいが、『ここから頑張らないとな』という気持ちだ」と心境を語りました。

背番号は「39」に決まり、当面は中継ぎでの起用になる見込みだということで「どんな形であれ、チームに貢献することが僕にとっても大事だし、ここから長くメジャーにいるために、どんな役割でも任されたら結果を残せるようにしたい」と意気込んでいました。