広島市中区 繁華街のビルで火災 30代男性1人軽いけが

28日夕方、広島市中区の中心部にある繁華街で6階建ての雑居ビルの屋上が焼ける火事があり、消防によりますと、30代の男性が軽いけがをしました。

28日午後6時前、広島市中区流川町にある6階建ての雑居ビルで「屋上から炎が見える」と近くをとおりかかった人から消防に通報がありました。

消防車など11台が出て消火活動を進め、午後7時前に火は消し止められました。消防によりますと、この火事で30代の男性が軽いけがをしました。

警察と消防が原因を調べることにしています。

このビルに入る飲食店のホームページによりますと、ビルの屋上には、バーベキューなどができる施設があります。

「黒煙の中に赤い炎」

現場の近くで働いているという男性は「黒煙の中に赤い炎が出ているのが見えました。自分が働いているビルで同じような火災が起きて逃げ遅れたらどうしようという恐怖心があります」と話していました。

現場近くにいたNHK職員「すすが降ってきていた」

午後6時前、現場近くでNHKの職員が撮影した映像では、ビルの屋上から火柱が上がり、黒い煙が立ち上っているのがわかります。

現場は飲食店が建ち並ぶ繁華街で、多くの人が立ち止まって心配そうに様子を見ていました。撮影した職員は、「100メートルほど離れたところでも、すすが降ってきていた。あたりには焼けたようなにおいが広がっていた」と話していました。