バイデン大統領“トランプ氏は民主主義への攻撃を公言”と批判

アメリカのバイデン大統領はホワイトハウスの記者会の夕食会に出席し、不安視されている自身の年齢についての批判をジョークを交えてかわすとともに、秋の大統領選挙で対決することになるトランプ前大統領について「民主主義への攻撃を公言してきた」と述べ、強く批判しました。

アメリカのバイデン大統領は27日、ホワイトハウスの記者会が主催し、大統領がユーモアあふれるスピーチを行うのが恒例となっている夕食会に出席しました。

この中でスピーチを行ったバイデン大統領は「大統領選挙が本格化している。確かに年齢は問題となっているが、私は6歳児と戦っている大人の男だ」と述べ、ことし11月の大統領選挙で対決することになるトランプ前大統領を皮肉り、自身の年齢についての批判をジョークを交えてかわしました。

そのうえで、トランプ前政権で副大統領を務めたペンス氏がトランプ氏を支持しないと明言していることを念頭に「年齢だけが私たちの共通項だ。私の副大統領は私を支持してくれている」と述べ、笑いを誘いました。

さらに、バイデン大統領は、3年前にトランプ氏の支持者らが連邦議会に乱入した事件について触れ「前大統領は民主主義への攻撃を公言してきた。彼は選挙で再び敗れたら、流血の惨事になると言った。これは深刻に受け止めなければならない」と述べ、トランプ氏を強く批判しました。