長野 松本の上高地で「開山祭」 今シーズンの山の安全を祈願

北アルプスの山々を望む全国有数の山岳リゾート、長野県松本市の上高地で「開山祭」が行われ、関係者などが今シーズンの山の安全を祈願しました。

北アルプスの穂高連峰や槍ヶ岳の登山口となる上高地では27日、「河童橋」のたもとで開山祭が行われ、観光関係の人たちなど70人ほどが集まりました。

スイスの伝統楽器「アルプホルン」の演奏で観光シーズンの幕開けを告げたあと神事が行われ、関係者たちが玉串をささげて今シーズンの山の安全を祈りました。

27日は大型連休の初日とあって大勢の観光客が訪れ、雄大な山々を写真に収めていました。

松本市によりますと、去年、上高地を訪れた観光客の数はコロナ禍前の2019年より8万人余り多い132万人余りに上っていて、ことしはさらに増える見込みだということです。

神奈川県から訪れた60代の女性は「初めて足を運びましたが、景色がとても美しいので心が洗われます」と話していました。

上高地観光旅館組合の青※ヤギ浩一郎 組合長は「川がきれいで雄大な山々も魅力的なので、上高地に足を運んで、自然を堪能してほしいです」と話していました。

※「柳」のつくりの左が「タ」で、1画目が上に突き出る。