上川外相 アフリカ フランス 南西アジアの6か国を歴訪へ

上川外務大臣は、大型連休にアフリカ、フランス、南西アジアを歴訪すると発表しました。「グローバル・サウス」と呼ばれる新興国や途上国と経済や海洋などの分野での協力を深めるねらいです。

上川外務大臣は記者会見で、4月26日夜から5月5日までの日程で、マダガスカル、コートジボワール、ナイジェリア、フランス、スリランカ、ネパールの6か国を訪問すると発表しました。

アフリカの3か国では、各国の要人と経済協力や「自由で開かれたインド太平洋」の実現などをめぐって意見を交わし、ことし8月に東京で開催されるTICAD=アフリカ開発会議の閣僚会合に向けて関係を強化することにしています。

フランスではOECD=経済協力開発機構の閣僚理事会に議長国として出席します。

続くスリランカでは、債務問題の解決に向けて日本が支援を続ける考えを伝えることにしています。

一連の訪問を通じて、アフリカや南西アジアなどの「グローバル・サウス」と呼ばれる国々と経済や海洋などの分野で協力を深めたいねらいで、上川大臣は「グローバル・サウスとG7=主要7か国をはじめとする同志国との橋渡し役となる外交を行いたい」と述べました。