野村HD ことし3月期決算 最終利益が前年同期比78%の大幅増益

証券最大手、野村ホールディングスの、ことし3月期の決算は、活況な株式市場を背景に手数料収入が伸びたことなどから、最終利益が前の年の同じ時期より78%増えて大幅な増益となりました。

野村ホールディングスが発表したことし3月までの1年間の決算によりますと、一般企業の売り上げにあたる「収益」が1兆5620億円と、前の年の同じ時期を17%上回り、最終的な利益は78%増えて1658億円でした。

日経平均株価が3月に初めて4万円を超えるなど株式市場が活況だったことで、株式売買の手数料収入が伸びたほか、ことし1月からのNISAの拡充を背景に、国内の個人投資家の取り引きが増えました。

北村巧CFOは記者会見で「活況な市場や新NISAを背景に、日本株や投資への関心が高まっていると感じる」と述べました。