石川 志賀町 地震で被害のすし店 約4か月ぶりに営業再開

能登半島地震で被害を受けて休業していた、石川県志賀町のすし店が、26日、およそ4か月ぶりに営業を再開しました。

26日から営業を再開したのは、志賀町の富来漁港にあるすし店「西海丸」です。

この店は新鮮な魚を使ったすしを提供する人気店でしたが、能登半島地震による津波で入り口の自動ドアなどの設備が壊れたほか、3月中旬まで断水が続いていたことから、休業を余儀なくされていました。

店では設備の修理などを進め、26日、およそ4か月ぶりに営業を再開しました。

店には午前11時の開店と同時に地元の人が次々に訪れ、26日の朝に水揚げされた魚を使ったすしを味わっていました。

訪れた50代の女性は「店はいろいろなところがまだ閉まっているので、おいしいのを食べて元気を出したいと思って来ました。マグロがおいしいです」と話していました。

店を運営する会社の小林稔社長は「大型連休にあわせて地元に帰ってくる人やボランティアも来ると思うので、新鮮な魚を食べて元気になってもらいたい」と話していました。

「西海丸」は当分の間、地震の前より営業時間を短縮して、平日は午前11時から午後2時、土日と祝日は午後3時まで営業します。

定休日は火曜日ですが、大型連休中の4月30日は営業しているということです。