連続テレビ小説「あんぱん」“やなせさん”役に北村匠海さん

来年春に放送が始まるNHKの連続テレビ小説「あんぱん」の出演者が新たに発表され、「アンパンマン」の作者で、漫画家のやなせたかしさんをモデルとした役を北村匠海さんが演じることになりました。

連続テレビ小説「あんぱん」は、漫画家のやなせたかしさんと妻の小松暢さんをモデルに、戦前から戦後の激動の時代を生き抜く夫婦の姿を描いたオリジナルの物語で、ヒロインを今田美桜さんが務めます。

26日は、東京 渋谷のNHK放送センターで、やなせたかしさんをモデルとした役を北村匠海さんが務めることが発表されました。

北村さんは、東京出身の26歳。

連続テレビ小説への出演は今回が初めてで、記者会見には今田さんとともに臨みました。

この中で、北村さんは「きょうまですごく長い間、緊張していました。以前、朝ドラの『なつぞら』のオーディションに行って、ご縁がなく、朝に僕の顔はあまり合わないのではないかと思っていました。やなせさんは生きているということ、社会に生かされていることは、すばらしいことであり、ありがたいことだという思いを『アンパンマン』やいろんな作品に落とし込んできた方だと思っています。1つの役、1つの作品と向き合い続け、その日々を全うすることを改めて自分の中で感じながら、みんなと時間を過ごしていけたらと思います」と意気込みを語りました。

そして、「アンパンマン」の思い出については「本当に好きでした。好きなのはアンパンマンですが、ジャムおじさんも好きで、しょくぱんまんへの憧れもありました」と笑顔で話していました。

また、今田さんは「朝ドラは撮影期間が長く、今回は夫婦役でドキドキしていましたが、北村さんとは5回くらい共演していて、本当にホッとして何も心配することはないと思いました。2人で柔らかくあったかく歩んできたお二人の人生を丁寧にえがいていけたらと思います」と話していました。

連続テレビ小説「あんぱん」は、来年春から放送されます。