小林製薬「紅麹」問題 大阪弁護士会が電話相談 被害実態把握へ

小林製薬の紅麹の成分を含むサプリメントを摂取した人が腎臓の病気などを発症した問題を受け、大阪弁護士会は健康被害の実態を把握するため26日と27日の2日間、電話相談を行っています。

電話相談は大阪弁護士会が行っていて、消費者問題に取り組んでいる弁護士が無料で相談に応じています。

受け付けが始まると早速電話が相次ぎ、去年の秋ごろにサプリメントを購入したという関西に住む50代の女性からは「1週間ほど飲み続けたところ、これまで感じたことがないような吐き気があった。病院で検査すると腎臓の数値も悪かった。小林製薬の対応が遅くて困っている」という相談が寄せられました。

弁護士は今の症状や製品を返品したかなど、詳しく聞き取っていました。

小林製薬の紅麹の成分を含むサプリメントをめぐっては、摂取したあと腎臓の病気を発症するなどしてこれまでに5人が死亡し、会社は24日の時点で延べ257人が入院したと国に報告しています。

菅聡一郎 弁護士は「現在の被害実態を把握したいので、不安なことがあれば、遠慮なく相談してほしい」と話していました。

【電話相談】
電話番号 06-6364-7980
26日と27日の2日間
▽26日は午後4時まで
▽27日は午前10時から午後4時まで受け付けています。